助産師コラム

助産師さんの賢い働き方、ライフステージに合わせて


 出産と育児には多くの苦労が伴います。家庭を持ちながらも、しっかりとキャリアを築きたい助産師さんにとっての賢い働き方とはどんな働き方でしょうか。


【ライフステージと助産師さんのお仕事】

 助産師さんとしてキャリアを積んでいく過程では、様々なライフスタイルの変化を経験なさるのではないでしょうか。特に20代後半~40代の助産師さんであれば、結婚・妊娠・出産・育児などライフステージが変わるたびに、少なからず仕事に影響が及ぶかもしれません

2013年に内閣府の出した白書※1によると、結婚を機に離職する女性は約28%で、第一子の出産後にはさらに36%の方が離職するようです。そして、第3子まで出産した方の中で結婚前から就業継続ができたのは、わずか12.8%の方だけだったそうです。

こうして見ると、結婚・出産が離職の機会になってしまうのは、助産師さんも同じだと言えるでしょう。キャリアを積みたいと思っている助産師さんは、子どもが大きくなるまで待つしかないのでしょうか?

【助産師さんは働き方を選べる】

 「助産師さん」は、他の職種に比べ大きな強みがあります。2017年1月職業別の有効求人倍率※2を見ると、保健師・助産師等の倍率は2.68であり、売り手市場であることに間違いはありません。ですから、助産師さんは、求人数が多く、再就職・転職がしやすいので「働き方を選べる」立場にあります

では、助産師さんの働き方には、どんなものがあるでしょうか。ライフステージに応じた賢い働き方について考えてみましょう。

・結婚前はフルタイムで
助産師さんとして就職してから結婚するまでの数年間は、将来的に考えてもとても貴重な期間です。20代前半~20代後半にかけての時期は、まだ体力もあります。教育・指導体制の整っている大学病院や周産期医療センター、総合病院の産科等で、数年間フルタイムで働くことも良いかもしれません。

厚生労働省は「新卒助産師研修ガイド」の中で、医療機関の新卒助産師に対する研修を努力義務化しています。※3それによると新人助産師さんは、はじめの1年でしっかりと研修を受け、自己他者ともに認める実践能力を身に着けることを非常に重視しています。

また、この研修では「キャリアデザイン」※4を作ることを勧められています。キャリアデザインは、助産師さんの働き方を大きく左右します。個々の助産師さんが、今後どのようにキャリアを積むのか、将来的に仕事で何を達成したいかなどを明確にしておくなら、ライフステージが変わった時にも、自分にとって最善の働き方を選択する助けになります。

・結婚後は状況に応じて非常勤で
結婚後すぐに妊娠を望まない場合、結婚前と同じ働き方で仕事を続けるという助産師さんも多いかもしれません。厚生労働省が行った調査※5では、結婚前に結婚後の就業継続を望んでいた女性の70%以上が、同じ職業のまま就業を継続していることが明らかになっています。

しかし同じ調査では、結婚を考えている相手や家族が退職することを望んだり、会社に働き続けにくい雰囲気がある場合、同じ職業の就業継続ができた方は35%という低い数字になります。そして、8.8%の方は転職をしています。

これらの調査から考えられることの一つは、結婚後も就業継続を望んでいても、結婚を機にやむを得ず離職や転職をする女性が多いということです。助産師さんも例外ではないでしょう。では、助産師さんにとって、キャリアと家庭の両方を築くことは難しいのでしょうか。

個々の状況に応じて賢い働き方を選択すれば、就業継続が可能になるかもしれません。仕事も家事もしっかりとやりたいという場合は、時間的に余裕のある非常勤の勤務形態を選べます。配偶者や家庭の事情を考慮し、日勤パートや月数回のみの夜勤バイトで就業継続する助産師さんは多くいます。

こうした働き方は、出産後~子どもが大きくなるまでの期間も活用できます。非常勤であっても、現場で積み重ねた経験は無駄にはなりません。積み重ねた分娩や妊婦検診の数は、将来常勤として再就職したり転職する際の評価につながります。個人で助産所の開業を果たす助産師さんもいらっしゃいます。

【働き方はいろいろ】

 ライフステージに合わせて、賢く働き方を変えていくなら、助産師さんとして就業継続ができるかもしれません。しっかりとしたキャリアデザインを持つことも、仕事を続ける意欲につながります。

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※1 内閣府 男女共同参画白書「ライフイベントによる女性の就業形態の変化」
※2 厚生労働省「職業別一般職業紹介状況」
※3 厚生労働省「新卒助産師研修ガイドの基本的な考え方」
※4 「キャリアデザイン」とは、自分の職業人生を自らの手で主体的に構想・設計=デザインすることです。自分の経験やスキル、性格、ライフスタイルなどを考慮した上で、実際の労働市場の状況なども勘案しながら、仕事を通じて実現したい将来像やそれに近づくプロセスを明確にすることが、キャリアデザインの要諦です。コトバンクより引用
※5 厚生労働省「第5回21世紀成年者縦断調査」

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